2013年1月8日火曜日

2013年の登山を考える

今年一年の始まりと今年の目標

1月2日:仏果山〜高取山
山に行きたがってウズウズしてる人を連れ出して新春早々今年一回目の登山。
低山ではあるものの起伏に富み、痩せ尾根ありの山らしい山を満喫した。
晴れてはいたもののかなりの強風で結構こわかったしいい経験。
そしてすっころんで雨具を破くという苦い教訓。
今年一年の登山初めとしては良くも悪くもいい感じのスタートか?

今年の目標
音楽以来久々に能動的になる趣味となった山に感謝しつつ、無理せず昨年からあまり大きく変えず少し前進させた目標を立てた。

①月一以上に山に行く。
②山で夜をもっと過ごしたいから三回は小屋泊orテント泊をする。
③少しでも自分の山の経験値を上げる。
④山に行きたいっていう仲間を山に連れ出す。

ということを目標にして、自分なりにコツコツ一つずつ積み上げて行きたい。

仲間があっての僕なので今年も皆様よろしくお願いします!

2012年の登山を振り返る(後編)

というわけで、引き続き後編です。
よろしくお付き合いください。


7月:鹿倉山(ししくらやま)
7月三連休ということもあり混雑を避けるべくマイナーそうな山を選択。
これが見事に当たって登山開始から下山まで誰にも会わないという完璧なセレクト。
終始穏やかな登山で山を満喫。コアジサイ?がきれいで可愛らしさにはまってた。
道中で熊みたいな影をみてしまい若干パニクって道をロストしかけたのもいい思い出。
下山後の温泉もほとんど人がいなくてのんびりした時間を過ごせた一日。

8月:御岳山〜御嶽渓谷
山倶楽部メンバー企画の山倶楽部meetsライヴハウススタットのコラボ登山。
滝に打たれる人はいるし終始賑やかでホント楽しかった。
初めて会う人でも登山中は気軽に話せたりするし、山は不思議。
滝の傍でずっこけてストックを一本折るという残念なことも…。
下山後は御嶽渓谷で大宴会。ボルダリングのまねしたり、マッパで川に入ったり。
夜の花火以降は…言うのも憚られる乱れっぷりで終電ギリギリまで御岳にいた。電車の中でもすごいし、ロッカーとはこういうもんだと間近で見させてもらった。スタットすげー。

9月:網笠岳〜西岳
記念すべきテント泊デビュー。
山倶楽部主催者に誘われ、勢いでソロテントを購入しての久々の八ヶ岳。
八ヶ岳はやっぱりいい。
が、自分の体力の無さも痛感。テントが重い…。
フジでくじいた足も少し影響した。
権現岳も行く予定だったけど断念。無念。
道中は晴れ、テント設営後の網笠岳ピストンの帰り間際に豪雨。
でも、真夜中に雨が止んで見事な満月が見れた。
雲の切れ間から見える満月はとてもとても幻想的だった。
テントで山の夜を過ごすのはまた違った山の魅力を知ることができたし、雨のテント泊デビューもいい経験になった。
道中はずっと晴れてたから八ヶ岳も満喫できたし、雨後の茸も沢山見れたし、結果的に大満足。

10月:高水三山
10月は引越しもあってバタバタしてたけど、だから余計に山に行きたくなって企画。
高水三山は奥多摩の高水山、岩茸石山、惣岳山を縦走するコース。
この日も晴天に恵まれてとても過ごしやすく見晴らしもよくていい登山だった。体力的にもちょうどいい感じ。
とにかく緑に山々に囲まれて癒された!
〆は茅葺きで味のある蕎麦屋の蕎麦。
さらに帰りに寄ったビアバーでそば茶エールなるものに出会うという完璧な一日。

11月:御岳山
山に紅葉を見に行きたい!と思いつつも11月下旬になってしまい、近場の御岳に。一年で四回目f^_^;
新メンバーも加わったりもしたので結果としては正解だったと思う。
紅葉はとっても綺麗だったし、のんびりロックガーデンを満喫できたしで、すごくよかった。
御岳は梅雨時、紅葉時がオススメ。
この時にロックガーデンは癒しスポットとして定番となった気がする。

12月:大野山
大山に続いてのソロ登山。クリスマスイブに独りで登山という悲しい現実。
富士山を見に行くのが目的だったにも関わらず富士には雲ががっつり付いてるという悲しい現実。
でも、久々の独り登山はほとんど人に会わず穏やかな時間を満喫できてよかった。
が、下山ルートを間違えコンクリの道を延々二時間下るという悲しい現実…。
少し登山慣れしてきたとこでの道間違い。
大事にならなかったのが幸いで、ルート確認は慎重にしなきゃという警告を受けれていい教訓になった。
楽しいのか悲しいのかよくわからん一日を嶋田珈琲で〆る。最後楽しかったからいい一日だった!はず。

2012年のまとめ
月一登山という目標をなんとか達成!
そしてこんなに山にハマるとも思いもよらなかったし、一年前は山に連れて行ってもらう側だけだったのが、一年経っていつのまにか連れてく側にもなってた。
最近の雪山での遭難のニュースを聞くと、連れてく側としての責任は重いので、まだまだひよっ子なことを自覚して慎重になろう。

山に癒され、山のおかげで色々な出会いがあり、仲間との親交も深められて充実した一年が過ごせたように思う。

山は素敵。

これが2012年の登山のまとめってことで。

引き続き2013年の抱負へ~

2012年の登山を振り返る(前編)

もうかれこれ1年近くもこのブログを更新していませんでした。
ブログ更新しないの?と何人かの友達に言ってもらったりもしていたけど、
めんどくさがりな性分のため結局ようやく腰を上げた次第です。

ちょうど2013年になったばかりということもあるので、
2012年に登った山を振り返る形で前編と後編2回のアップ。
そして、新年早々登山してきたので、その報告と今年の個人的な目標をアップしていきます。


1月:二子山
松山倶楽部主催者企画での冬低山登山。
標高わずか208mなのにちゃんとした山。沢もあるし、自然のトランポリンもあるし、最後は葉山の海という素晴らしいコース。
身近にも自然が横たわってくれてることを知ることができ、この登山をきっかけに月一登山を一年の目標にした。

2月:弘法山
主催者のあとは自分らでも企画しなー。とのお言葉で自分企画で、引き続き低山登山。
二子山より更にハイキングな感じでのーんびり。
登山中、友人の占い師の話で盛り上がり、結局3時間の行程を倍かけて、最後は温泉で〆。
ここから、下山中に温泉!ビール!の掛け声が常習化(笑)

3月:御岳〜日の出山〜吉野梅郷
山倶楽部メンバーをそそのかして企画してもらっての登山。
御岳の手軽さを知って、この時行かなかったロックガーデンへの後のリベンジで御岳にはまることに。
梅を愛でつつの宴会も最高だった。
最後のお好み焼きもうまかった。
今年も同じルートまた行こうかな。

4月:川苔山
これも自分企画。ここからはほぼ自分企画になってくる。
日も長くなってきたのでちょっとハードな山行にチャレンジしてみた標高差1000mの登山。
正直マジでしんどかった。でも、人気の山だけあってとてもよかった。
後半に見所の百尋ノ滝を持ってくるメジャールートを逆走するコースにしたのが正解。逆にしてたらモチベーション維持できなかったかも…。
前半の山歩き、後半の沢沿い歩きと山の色々な面を楽しめた。
標高差1000が日帰りの自分の限界に近いこともわかってその後の山選びの参考にもなった山。

5月:大山
そろそろソロ登山もしたくなり(ギャグじゃないよ)独りで登った。
行きはマイナールートで登ったのであまり人に合わず気持ちよかった。
でも、メジャーな山だけあって山頂は人で溢れてた。曇りだったので頂上からの見晴らしがイマイチだったのが残念。
川苔山より楽なはずなのに結構きつかったのは独りだと自分と向き合うしかないからでしょう。
でも、独りで登るのも山とがっつり向き合えてとても楽しい。
下山中あとちょっとのとこで土砂降りに…。
帰りに実家で風呂に入って帰宅。丹沢登山のベースキャンプとして実家が登録された。

6月;御岳山
前日まで雨が降ってて中止も考えたけど、当日は晴れの予報だったので、今日しかない!と閃いた御岳ロックガーデンリベンジ。
これが大当り。
木々も草花も苔も雨のせいでみんな生き生きしてて本当によかった。
ロックガーデンは八ヶ岳にも近い雰囲気が手軽に楽しめる本当にいいところ。
ふらっと癒されに来たいなと思える場所。
一緒に行ったほぼ登山初心者もここから山好きに引き込むことに成功。
初心者を連れてくなら高尾山じゃなくて御岳を迷わすオススメします。

ということで2012年前半を振り返りました。
後編へつづく!




2012年1月22日日曜日

1月8日 二子山~森戸川渓谷~逗子海岸~恵比寿GoldenBoy

1月8日(日)
2012年松・山倶楽部、初の登山イベント。
東逗子駅発で、二子山へ登り、森戸川渓谷を下り逗子駅に出るルートの登山。
個人的には、11月に行く予定の丹沢を雨のため延期にしたので、本当に久々の山なので、とても楽しみにしていた。
今回は登山といっても、二子山は低山で、起伏も少ないようだったので、トレーニングと思い、2Lペットボトルを2本ザックに忍び込ませての参加。

東逗子に着くと、僕以外の3人は既に到着していた。今回は4人での登山。
軽く準備運動をして、早速出発。
周りは普通の街並みで、こんなところからすぐ山に登れるの?という環境。
ちょっと歩くと、小学校があり、小学校のネットには大きいヘチマが成っていて、子供の頃、ヘチマで体を洗ったことを思い出した。

小学校を左に巻くようにして歩くと、すぐに二子山への道が現れ、更に少し進むと、街の眺めが急速になくなり、いわゆる山の雰囲気に一気に変わる。
まだ小学校の裏山的な感じだし、奥に来たわけでもないのに山に来た!という感覚が広がって幸せな気持ちに。

登山の隊列はshunsei、takutos、hosicoちゃん、僕。今回はちょっと意図的にしんがりを務め、全員を見ながら登ってみる。今回は終始この隊列。なかなかいい並びだった気がする。

しばらく歩くと暖かくなってきて、フリースを脱ぐ。
冬では汗をかくと身体を冷やすので、着るものをこまめに着替えてなるべく汗をかかないように温度調節をすることが大事とネットで見たので早速実践。汗かきの自分は人より気を配ったほうがいいと思い、その後もこまめにフリース等で温度調節。今後、寒い時期に山に登る時のいい練習になったかな?

ほんの小一時間歩いたくらいで見晴らしのいい所に出て休憩。遠くに海が見え、周りは草木。街並みもちょっと離れたところに見ることができる。低山といっても景色は本格的。
やはり山はいい。すーっと気持ちが軽くなる。

しばらく歩くと山道から整備された砂利道になり、しばらく進むと見えてくる大きな電波塔を回り、二子山頂上へ!
頂上には展望台があり、展望台からは海がよく見える。海に近い山というのはなんだか不思議だけど、これが低山ならではの景色なんだろう。



頂上ではhosicoちゃんが作ってきてくれたパンとtakutosの淹れてくれたコーヒーで腹ごしらえ。カスタードとアーモンドだっけ?のダブルクリームのパンの優しい甘さと、本格的な香りのするコーヒーの苦味が絶妙にマッチして最高だった。
二人に感謝。また、是非お願いします。



景色を眺め、hosicoちゃんが見つけた自然のトランポリンで童心に還ってはしゃぎ、のんびりとした時間を過ごして、出発。

来た道を少し戻り、脇道へそれて渓谷へ。渓谷は最初は水の流れもわからないくらいで、少し湿っているなというくらい。それが渓谷を下っていくと少しずつ大きくなってくる。
渓谷の水はとても澄んでいて綺麗。
水のせせらぎと木の葉のこすれあう音と鳥の鳴き声が耳を澄ませるとよく聞こえる。





みんな思い思いに写真を撮りながら、草木に手で触れながら渓谷を下っていくと突然普通の街並みに出る。山に入る時もそうだったけど、この唐突な感じは奇妙な感覚で面白い。

更に舗装された道を歩き、逗子の海岸へ。
登山姿の4人が逗子をうろうろ歩くというのは周りから見ると相当怪しい集団に見えたと思う。
砂浜へ出ると海の向こうで雲の切れ目から陽が差し込んでいる様子が見られ、とても綺麗だった。



海を眺めながらおつまみを食べながらビールを飲み、パーコレーターで入れたコーヒーとhosicoちゃんの金柑のケーキでシメる。金柑のケーキはオレンジピールがはいったケーキみたいで柑橘系の爽やかな感じが美味しかった。



海岸にはラブラブなカップル、怪しい体操をしているおじさん、犬を連れて散歩している家族など、いろんな人がいたけど、うちらはその中でも怪しい存在だったんだろうな。

海を満喫し、逗子駅へ。駅の周辺の商店街は、昔ながらの店と最近のお店が入り混じって結構栄えていた。

そして逗子から、今日のもうひとつの目玉、カンロ珈琲とtakutosの弟yasuの弾き語りライブのため恵比寿GoldenBoyへ移動。

恵比寿GoldenBoyでコーヒーを飲みながらyasuの弾き語りを聴く。
彼のバンドでのライブはまだ見たことないけど、弾き語りは2回目。
独特なとてもいい声。憂歌団の木村さんに少し似ている。曲もとてもよく、もっと聞きたかった。



GoldenBoyを出て、恵比寿駅で解散し、帰途につきました。

低山だからといって馬鹿にはできない。遠出して山へ行くのとは異なる山。
手軽に行く山でも十二分に楽しむことができることがわかった。
山、川、海と自然のいろいろな部分を一日で満喫できる濃密な1日でした。

2011年12月31日土曜日

今年を振り返って

今年は個人的にも社会的にも本当に色々あった年でした。

やはり一番大きいのは東日本大震災。
仕事でも直接影響があったし、ボランティアで石巻にも行ってきました。
色々考えさせられたけど、具体的に語る言葉は未だに見つかりません。
当日、携帯、テレビで見た衝撃は未だに忘れられない。

直接、仕事で関わり、現場を見られたことはとても大きかった。
いい経験にはなっているはず。

震災でこれまでの価値観が大きく変わった人も多かったのではないでしょうか。
原発を含めこれから日本人としてずっと関わらなくてはいけないし、考えさせられる問題だと思う。

春になったらまたボランティアに行き、
一年経った東北がどう変わったのか、変わっていないのか自分で確かめてきたい。


個人的には去年の富士山から、山へ行くことが楽しくなり、
今年は大菩薩嶺、八ケ岳に行った。
山、自然に触れ合う、向き合うことが自分にとっても癒しであることを再確認しました。

みんなで山に行く楽しさ、独りで山に行く穏やかさをそれぞれ体験できたのは大きかった。

松・山倶楽部の活動は来年は更に活発になりそうだし、極力参加したいと思う。
まずは年明けの山倶楽部の日帰り登山を楽しみにしてます。

個人的に11月に行こうと思ってた鍋割山~塔ノ岳も早いうちにリベンジしたい。


僕の好きな音楽の話では、今年もフジ、サマソニに参加し9年連続となった。
来年は10年目ということで、節目の年となりそう。
どちらのフェスに対しても若干の飽きが来ていることは否めない。

そして、もはや邦楽で一番好きなバンドになっているLITEが新譜を出した。
変化を恐れず、深化し続ける彼らを見ていると勇気をもらえる。
2月にリキッドルームでワンマンがあるのでみなさん是非行きましょう。
見て損は絶対ないと言い切れます。何か感じるものはあるはず。


そのほか、仕事、プライベートも色々ありました。(ここでは秘密にしておきます(笑))
知り合いの占い師に今年は力を溜める年だと言われましたが、力を使っちゃった感もある。
でも、使いすぎた感もないから、色々あった今年の経験が蓄積され、来年昇華することを祈ってます。


今年は人との繋がりの大切さを強く再認識する年でした。
今年を一文字で表すと「絆」ということですが、
その文字がこれほどしっくりくる年というのもないと思う。


僕に関わってくれた全ての皆に感謝すると共に、来年もよろしくお願いします。
そして、来年また新たに出会う人々との関わりを楽しみにしています。

みなさん良いお年を。
そして、来年が今年より良い一年となるように祈っています。
一緒にいい年にしましょう。

では。

2011年9月11日日曜日

八ヶ岳山行(渋の湯~黒百合ヒュッテ~ニュウ~中山)

7月の三連休、全く何の予定もなく、何かしようかなぁとぼんやり考えてた頭にひらめいたのは「そうだ、京都ヘ行こう。」ではなく、「そうだ、山に行こう。」だった。

それも独りで。

比較的近い山を探し、丹沢を候補にした。
最初は日帰りのつもりだったのが調べていくと、だんだんゆっくり一泊で行きたいなぁ、という気になってくる。ソロ山小屋泊デビューなんてちょっといいんじゃない?と。

一泊のルートもほぼ固まりかけてた時にふと、夏山ってどんだけ暑いのかな?と思い、買ったガイドブックをみると丹沢は「盛夏に登っても暑さが堪えるのでオススメしない」的なことが書いてある…。再考…。

そして、どうせ一泊で行くなら八ヶ岳でいいんじゃないか!と気付き、また調べる。

自分でルート考えながら、同時に八ヶ岳経験豊富なシュンにもルートを相談。

自分が考えてたルートは初心者のソロ登山にはちょっと危険もありそうなことがわかり、予定を変更し、素直にシュンオススメのルートで行くことに。

バスと電車の時刻表調べてあずさの特急券を買って、荷物もパッキングし、土曜日にいざ出発!

立川まで出て、そこからあずさで茅野へ。三連休のせいか、自由席しかなく、最初は座れなかったけど、甲府で運よく座れた。

茅野駅に着いて、そこからバスで渋の湯へ。

渋の湯で下車。登山開始。でっかいアブみたいのがめちゃめちゃ多い。

登山口で入山カードを書いてから、いざ登山開始!

小さな橋を渡り、まずは山林の中を歩く。
林の中は山に来た~!という感じがして気持ちがいい。

初日は渋の湯から黒百合ヒュッテまで地図では2時間の行程。のんびり行くとして2時間半くらいを想定。



道中は基本的には山林の中を歩く道が続き、苔むした岩あり、木漏れ日が綺麗だったり、気持ちのいい道でした。

序盤は好調に進めるも、後半登りが少しきつくなったとこでペースダウン…。休憩の回数が増える。。体力のなさを痛感。。

とはいえ、結局は何とか予定通りに2時頃黒百合ヒュッテに到着!疲れたー。

山小屋にチェックインして、さっそく持ってきたビールで乾杯!!今回は保冷パックに保冷剤付きにしたから冷え冷え!うますぎる!

ビールを飲みながらお昼ご飯のおにぎりとパンを食べて、しばらく宿の前でのんびりする。

山でぼーっとするこの瞬間は僕には最高の贅沢のようで、この時間がたまらなく好きだしストレスがさーっと消えていく。

しばらく外でぼーっとしてたけど、10分くらい歩いた先にある峠まで散策に行く。
街を眼下に見下ろせるところがあり、そこでまたぼーっとする。

ぼーっとしてるとそこに小さい姉弟と両親、そしておじいさんが登ってきた。おじいさんとお父さん二人の写真をお母さんが撮っていて、二人の写真なんていつ以来だ?なんて会話が聞こえる。

いいなぁ。素敵な瞬間見れたなぁ。

なんて思いながら、ぼーっとしてると夕飯の時間が近くなったので小屋に戻る。
三連休ということもあってか山小屋も賑わってて、布団もぎっちり。

夕飯はハンバーグがメインで煮物とかもある。うまいっ!

ご飯食べたあと、夕暮れの山を堪能しながら持ってきた最後のハイボールを味わう。

そして夜になって星がちらほら顔を出して来る。
朝の顔、昼の顔、夜の顔、山はいろんな顔を持っていて、それぞれ素晴らしい顔を持っている。

月を見たくて待ってたけど、疲れたこともあり待てずに就寝。
夜目が醒めて、小屋から月が見えた。

朝早く目が醒め、日の出を見ようと早々に外にでる。夜明けのコーヒーを飲もうと思ったけど、バーナーの調子が悪く、断念…。
ちゃんとしたバーナーの必要性を痛感(このあとすぐに新しいバーナー購入!)



夜明け前の月も見れ、しばらくして夜が明けた。
夜から朝に変化していく時間はまたまた素晴らしい。
夜明けを堪能し、朝ごはん。これまたおいしいご飯でご飯もみそ汁お代わりし、元気になったので予定より早く山小屋出発。

二日目はニュウから中山に行って、渋の湯に戻る行程。
ニュウに行くまでの道程は尾根伝いに進んでいく。



後ろを振り返ると天狗岳が聳えている。いつか登らなくては。と思いながらニュウに到着。

朝早いのもありあまり人は居なくてニュウで景色を堪能。今日も晴れていて澄み渡る景色が眼下に広がる。
行ってみたいなぁと思っている白駒池もはっきり見えた。



ニュウでは同じく一人で登りに来てた人とお互いのカメラで写真を取り合う。
こういう交流が自然とできちゃうのも山の不思議。

ニュウから中山へ向かう道は歩きやすい道から岩場(そんなに大変ではない)を登る。

途中ですれ違った年配の山ガールに中山からの眺めはすごくいいよー!という言葉に足も自然と元気になってさくさく進む。

地味な中山の頂上を過ぎて少し歩くと中山展望台に到着。



絶景。

遠くの山までよく見えたし、開放感が堪らない。

しばらくぼけーっと景色を眺めていよいよ下山へ。

あっという間に黒百合ヒュッテに到着。ここからはあと2時間くらいの行程。
朝早く出たのもあり余裕もあったので生ビールを飲んで景気づけ。

もうあと少ししか堪能できない山の空気を味わいながら少し休んでから渋の湯へ出発。

下りはやっぱり足に負担がかかるのか膝が少し痛くなる。
やはり体重減らさなきゃ膝の痛みはなくならないんだろうな…と再度痛感。

渋の湯までは行きと同じルートだけど、林に囲まれて歩く道はやはり気持ちがいい。
道中二回ほど雰囲気がいいところで休憩をとりながら渋の湯に到着。

ここには渋の湯という名の通り温泉がある。
温泉には、温かい風呂と冷たい風呂があり交互に入る。二日間の疲れがふわっと取れていく。

バスの時間まではかなり間があるので風呂上がりのビールを。

三人掛けのソファにすわっているととなりのおじさんが話し掛けてきて、少し山の話をする。
僕なんかの駆け出しとは違いかなりのベテランさんだったが同じ神奈川在住ということがわかり、今回断念した丹沢の話をすると、丹沢は数えきれない行っているらしく、オススメルートをいくつか教えてもらった。
もう少し涼しくなったらぜひ行きたいなぁと思わされた。
そんな話をしているともう一人おじさんがソファに座りにきた。
この人もかなりのベテランで、二人に挟まれながらいろんな山の話を聞いた。

二人はいろんなルートの話をしてたけど大体ルートがわかってるみたいで、かっこいい。

ビールを飲みながらしばらく話をし、そろそろバスの時間に。

バスに乗り込むとほぼ満席。三連休だから人も多いのだろう。

心地好い疲れもありバスでは爆睡しながら、茅野に到着。

時間もまだ早いこともあり蕎麦を食べようと調べると十分くらい歩いたところにおいしい蕎麦屋がありそうなので、もう一歩き。

蕎麦屋ではわさびの葉の天ぷらと馬刺しでビールを飲み、〆はとろろ蕎麦。
つまみも蕎麦もうまい!
食べてると今日は売切れだと断られてるお客さんもいたから人気店みたいで、食べれてよかった。

蕎麦を平らげ茅野に戻ってあずさで帰路へ。

今回初めて一人で山小屋デビューを果たしたけど、とてもとてもいい時間が過ごせた。
一人だからじっくり山を感じられたし、穏やかな時間を過ごせた。

みんなで行く登山の楽しさを前回の大菩薩嶺で堪能したけど、今回は一人で行く登山の楽しさを堪能した感じ。

また山に戻ってきたいと思えるいい登山だった。

次回一人で行くときは山小屋泊で自炊をテーマにするつもり。
そしてその次はソロテント泊!

自然と触れ合い、向かい合うというのは、日常サラリーマンしてる僕には非日常であるけど、とても居心地がよく癒される素敵な時間。

また機会を見つけて山と戯れに行こう。

2011年7月10日日曜日

LITE「For All The Innocence」

LITEの新譜「for all the innocence」がitunesで先行発売され、6日にはCDでもリリースされた。

これがまたすごい。

個人的にはシンセ導入以前の音の方が好きではあるけど、今の音は全く異なっていてこれはこれで好き。

聞く度にますます好きになっていく。そしてLITEは常に前へ前へと突き進んでいる。
そう実感させてくれるアルバム。

そして次に楽しみなのは、ライブでどう演奏するのか、そしてどう変わっていくのか。

LITEの魅力はライブにあると言ってもよくて、曲を聴くだけでは感じられないすごいエネルギーがある。

音源として出した曲をそのまま演奏するだけではなく、更にアレンジして演奏する。常によりよくしようという意志がライブにある。

そういうバンドのライブは観ていて本当に楽しい。

LITEのように前に前にと進みたいものだ。
というわけで是非聴いてみてください。そしてライブを観てください。