2011年12月31日土曜日

今年を振り返って

今年は個人的にも社会的にも本当に色々あった年でした。

やはり一番大きいのは東日本大震災。
仕事でも直接影響があったし、ボランティアで石巻にも行ってきました。
色々考えさせられたけど、具体的に語る言葉は未だに見つかりません。
当日、携帯、テレビで見た衝撃は未だに忘れられない。

直接、仕事で関わり、現場を見られたことはとても大きかった。
いい経験にはなっているはず。

震災でこれまでの価値観が大きく変わった人も多かったのではないでしょうか。
原発を含めこれから日本人としてずっと関わらなくてはいけないし、考えさせられる問題だと思う。

春になったらまたボランティアに行き、
一年経った東北がどう変わったのか、変わっていないのか自分で確かめてきたい。


個人的には去年の富士山から、山へ行くことが楽しくなり、
今年は大菩薩嶺、八ケ岳に行った。
山、自然に触れ合う、向き合うことが自分にとっても癒しであることを再確認しました。

みんなで山に行く楽しさ、独りで山に行く穏やかさをそれぞれ体験できたのは大きかった。

松・山倶楽部の活動は来年は更に活発になりそうだし、極力参加したいと思う。
まずは年明けの山倶楽部の日帰り登山を楽しみにしてます。

個人的に11月に行こうと思ってた鍋割山~塔ノ岳も早いうちにリベンジしたい。


僕の好きな音楽の話では、今年もフジ、サマソニに参加し9年連続となった。
来年は10年目ということで、節目の年となりそう。
どちらのフェスに対しても若干の飽きが来ていることは否めない。

そして、もはや邦楽で一番好きなバンドになっているLITEが新譜を出した。
変化を恐れず、深化し続ける彼らを見ていると勇気をもらえる。
2月にリキッドルームでワンマンがあるのでみなさん是非行きましょう。
見て損は絶対ないと言い切れます。何か感じるものはあるはず。


そのほか、仕事、プライベートも色々ありました。(ここでは秘密にしておきます(笑))
知り合いの占い師に今年は力を溜める年だと言われましたが、力を使っちゃった感もある。
でも、使いすぎた感もないから、色々あった今年の経験が蓄積され、来年昇華することを祈ってます。


今年は人との繋がりの大切さを強く再認識する年でした。
今年を一文字で表すと「絆」ということですが、
その文字がこれほどしっくりくる年というのもないと思う。


僕に関わってくれた全ての皆に感謝すると共に、来年もよろしくお願いします。
そして、来年また新たに出会う人々との関わりを楽しみにしています。

みなさん良いお年を。
そして、来年が今年より良い一年となるように祈っています。
一緒にいい年にしましょう。

では。

2011年9月11日日曜日

八ヶ岳山行(渋の湯~黒百合ヒュッテ~ニュウ~中山)

7月の三連休、全く何の予定もなく、何かしようかなぁとぼんやり考えてた頭にひらめいたのは「そうだ、京都ヘ行こう。」ではなく、「そうだ、山に行こう。」だった。

それも独りで。

比較的近い山を探し、丹沢を候補にした。
最初は日帰りのつもりだったのが調べていくと、だんだんゆっくり一泊で行きたいなぁ、という気になってくる。ソロ山小屋泊デビューなんてちょっといいんじゃない?と。

一泊のルートもほぼ固まりかけてた時にふと、夏山ってどんだけ暑いのかな?と思い、買ったガイドブックをみると丹沢は「盛夏に登っても暑さが堪えるのでオススメしない」的なことが書いてある…。再考…。

そして、どうせ一泊で行くなら八ヶ岳でいいんじゃないか!と気付き、また調べる。

自分でルート考えながら、同時に八ヶ岳経験豊富なシュンにもルートを相談。

自分が考えてたルートは初心者のソロ登山にはちょっと危険もありそうなことがわかり、予定を変更し、素直にシュンオススメのルートで行くことに。

バスと電車の時刻表調べてあずさの特急券を買って、荷物もパッキングし、土曜日にいざ出発!

立川まで出て、そこからあずさで茅野へ。三連休のせいか、自由席しかなく、最初は座れなかったけど、甲府で運よく座れた。

茅野駅に着いて、そこからバスで渋の湯へ。

渋の湯で下車。登山開始。でっかいアブみたいのがめちゃめちゃ多い。

登山口で入山カードを書いてから、いざ登山開始!

小さな橋を渡り、まずは山林の中を歩く。
林の中は山に来た~!という感じがして気持ちがいい。

初日は渋の湯から黒百合ヒュッテまで地図では2時間の行程。のんびり行くとして2時間半くらいを想定。



道中は基本的には山林の中を歩く道が続き、苔むした岩あり、木漏れ日が綺麗だったり、気持ちのいい道でした。

序盤は好調に進めるも、後半登りが少しきつくなったとこでペースダウン…。休憩の回数が増える。。体力のなさを痛感。。

とはいえ、結局は何とか予定通りに2時頃黒百合ヒュッテに到着!疲れたー。

山小屋にチェックインして、さっそく持ってきたビールで乾杯!!今回は保冷パックに保冷剤付きにしたから冷え冷え!うますぎる!

ビールを飲みながらお昼ご飯のおにぎりとパンを食べて、しばらく宿の前でのんびりする。

山でぼーっとするこの瞬間は僕には最高の贅沢のようで、この時間がたまらなく好きだしストレスがさーっと消えていく。

しばらく外でぼーっとしてたけど、10分くらい歩いた先にある峠まで散策に行く。
街を眼下に見下ろせるところがあり、そこでまたぼーっとする。

ぼーっとしてるとそこに小さい姉弟と両親、そしておじいさんが登ってきた。おじいさんとお父さん二人の写真をお母さんが撮っていて、二人の写真なんていつ以来だ?なんて会話が聞こえる。

いいなぁ。素敵な瞬間見れたなぁ。

なんて思いながら、ぼーっとしてると夕飯の時間が近くなったので小屋に戻る。
三連休ということもあってか山小屋も賑わってて、布団もぎっちり。

夕飯はハンバーグがメインで煮物とかもある。うまいっ!

ご飯食べたあと、夕暮れの山を堪能しながら持ってきた最後のハイボールを味わう。

そして夜になって星がちらほら顔を出して来る。
朝の顔、昼の顔、夜の顔、山はいろんな顔を持っていて、それぞれ素晴らしい顔を持っている。

月を見たくて待ってたけど、疲れたこともあり待てずに就寝。
夜目が醒めて、小屋から月が見えた。

朝早く目が醒め、日の出を見ようと早々に外にでる。夜明けのコーヒーを飲もうと思ったけど、バーナーの調子が悪く、断念…。
ちゃんとしたバーナーの必要性を痛感(このあとすぐに新しいバーナー購入!)



夜明け前の月も見れ、しばらくして夜が明けた。
夜から朝に変化していく時間はまたまた素晴らしい。
夜明けを堪能し、朝ごはん。これまたおいしいご飯でご飯もみそ汁お代わりし、元気になったので予定より早く山小屋出発。

二日目はニュウから中山に行って、渋の湯に戻る行程。
ニュウに行くまでの道程は尾根伝いに進んでいく。



後ろを振り返ると天狗岳が聳えている。いつか登らなくては。と思いながらニュウに到着。

朝早いのもありあまり人は居なくてニュウで景色を堪能。今日も晴れていて澄み渡る景色が眼下に広がる。
行ってみたいなぁと思っている白駒池もはっきり見えた。



ニュウでは同じく一人で登りに来てた人とお互いのカメラで写真を取り合う。
こういう交流が自然とできちゃうのも山の不思議。

ニュウから中山へ向かう道は歩きやすい道から岩場(そんなに大変ではない)を登る。

途中ですれ違った年配の山ガールに中山からの眺めはすごくいいよー!という言葉に足も自然と元気になってさくさく進む。

地味な中山の頂上を過ぎて少し歩くと中山展望台に到着。



絶景。

遠くの山までよく見えたし、開放感が堪らない。

しばらくぼけーっと景色を眺めていよいよ下山へ。

あっという間に黒百合ヒュッテに到着。ここからはあと2時間くらいの行程。
朝早く出たのもあり余裕もあったので生ビールを飲んで景気づけ。

もうあと少ししか堪能できない山の空気を味わいながら少し休んでから渋の湯へ出発。

下りはやっぱり足に負担がかかるのか膝が少し痛くなる。
やはり体重減らさなきゃ膝の痛みはなくならないんだろうな…と再度痛感。

渋の湯までは行きと同じルートだけど、林に囲まれて歩く道はやはり気持ちがいい。
道中二回ほど雰囲気がいいところで休憩をとりながら渋の湯に到着。

ここには渋の湯という名の通り温泉がある。
温泉には、温かい風呂と冷たい風呂があり交互に入る。二日間の疲れがふわっと取れていく。

バスの時間まではかなり間があるので風呂上がりのビールを。

三人掛けのソファにすわっているととなりのおじさんが話し掛けてきて、少し山の話をする。
僕なんかの駆け出しとは違いかなりのベテランさんだったが同じ神奈川在住ということがわかり、今回断念した丹沢の話をすると、丹沢は数えきれない行っているらしく、オススメルートをいくつか教えてもらった。
もう少し涼しくなったらぜひ行きたいなぁと思わされた。
そんな話をしているともう一人おじさんがソファに座りにきた。
この人もかなりのベテランで、二人に挟まれながらいろんな山の話を聞いた。

二人はいろんなルートの話をしてたけど大体ルートがわかってるみたいで、かっこいい。

ビールを飲みながらしばらく話をし、そろそろバスの時間に。

バスに乗り込むとほぼ満席。三連休だから人も多いのだろう。

心地好い疲れもありバスでは爆睡しながら、茅野に到着。

時間もまだ早いこともあり蕎麦を食べようと調べると十分くらい歩いたところにおいしい蕎麦屋がありそうなので、もう一歩き。

蕎麦屋ではわさびの葉の天ぷらと馬刺しでビールを飲み、〆はとろろ蕎麦。
つまみも蕎麦もうまい!
食べてると今日は売切れだと断られてるお客さんもいたから人気店みたいで、食べれてよかった。

蕎麦を平らげ茅野に戻ってあずさで帰路へ。

今回初めて一人で山小屋デビューを果たしたけど、とてもとてもいい時間が過ごせた。
一人だからじっくり山を感じられたし、穏やかな時間を過ごせた。

みんなで行く登山の楽しさを前回の大菩薩嶺で堪能したけど、今回は一人で行く登山の楽しさを堪能した感じ。

また山に戻ってきたいと思えるいい登山だった。

次回一人で行くときは山小屋泊で自炊をテーマにするつもり。
そしてその次はソロテント泊!

自然と触れ合い、向かい合うというのは、日常サラリーマンしてる僕には非日常であるけど、とても居心地がよく癒される素敵な時間。

また機会を見つけて山と戯れに行こう。

2011年7月10日日曜日

LITE「For All The Innocence」

LITEの新譜「for all the innocence」がitunesで先行発売され、6日にはCDでもリリースされた。

これがまたすごい。

個人的にはシンセ導入以前の音の方が好きではあるけど、今の音は全く異なっていてこれはこれで好き。

聞く度にますます好きになっていく。そしてLITEは常に前へ前へと突き進んでいる。
そう実感させてくれるアルバム。

そして次に楽しみなのは、ライブでどう演奏するのか、そしてどう変わっていくのか。

LITEの魅力はライブにあると言ってもよくて、曲を聴くだけでは感じられないすごいエネルギーがある。

音源として出した曲をそのまま演奏するだけではなく、更にアレンジして演奏する。常によりよくしようという意志がライブにある。

そういうバンドのライブは観ていて本当に楽しい。

LITEのように前に前にと進みたいものだ。
というわけで是非聴いてみてください。そしてライブを観てください。

2011年4月21日木曜日

行程

僕が先日行ってきたボランティアの行程はこんな感じでした。

金曜日
21:00 集合、バスで出発

途中2回短いSAでの休憩を挟む

移動中、緊急地震警報が鳴り、これから自分が行く先のことを考えると怖くなりました。。。
高速は周りはほとんどトラックだらけ。物資の運搬とかだったのでしょうか。

土曜日
2:30 SAで3時間ほどの朝食&仮眠
仮眠があってもエンジンかけたままのバスの中なので、ほとんど眠れません。。。
親子丼を食べて英気を養う。

5:30 SAを出発し、石巻へ

7:30 石巻に到着、沿岸部を通りながらボランティアセンターへ
沿岸部はほぼ手付かずのまま。建物の1階部分は津波にさらわれ車が家に突っ込んだままだったり、
様々な残骸がとりあえずうず高く積み上げられていたり・・・。
被災の状況を目の当たりにしました。

8:30 ボランティアセンター着
作業終了まで最後かもしれないトイレに行き、装備を着替え、作業現場へ出発
テント持参のボランティアの人が大勢いたりして、沢山の人が支援に来ていることを確認。

9:30 現場に到着し、商店街の汚泥撤去作業開始
わずか3台分の駐車場に、ドロドロのヘドロをひたすらスコップで掬い、土嚢袋へ。
水を含んでいるのでかなり重い。
少しでも早く片付けられるように汗だくになりながらひたすらスコップを動かし続ける。
20人で2時間かかってようやく駐車場の泥があらかた片付けられました。
20人がかりでこれしかできない無力さを感じ、泣きそうに・・・。

でも、誰も居なければずっとこのまま放置されていたはずだったから、
それが片付けられたことの意義も感じ、復興までの長い道のりを思い複雑な心境になりました。
マンパワーは多くて困ることは無い。そう実感しました。

12:00 泥まみれの車椅子の洗浄作業
1時間程度でしたが、これは比較的肉体的には楽な作業。
おかげで最後まで何とかがんばれた。
でも、背もたれの後ろの袋に泥が詰まっていたりしていい加減な作業はできない。
車椅子が無くて困っている人も大勢いるんだろう。そう思いながら作業しました。

13:00 広い駐車場の土撤去作業
先に作業している班に加わり、
1時間ほどヘドロが乾いてパリパリになった土をひたすらスコップですくう。
乾いているから砂埃が大量に舞ってゴーグルなしではかなり辛い作業でした。
だんだん汚泥も乾いてきているので、これからの作業ではゴーグル、マスクは必須でしょう。

14:00 作業終了
駅のそばまで歩いていって着替えてバスに乗り込み、昼食をほおばる。

15:00 帰路へ
帰りは3回ほどSAでの休憩。
肉体的疲労もあり、気が付くと眠りについてたり起きたりを繰り返す。

22:00 到着
炊き出し班と合流し、焼肉屋さんでお疲れ飲み。
ボランティアしてきたことを知ったお店の人がケランチム(韓国風茶碗蒸し?)をサービスしてくれました。
おいしかったです。ありがとう。

24:30 家に到着
家でもお酒を1本飲んだらそのままぐっすり。

翌日は脚腰筋肉痛で起きるのが辛かったです・・・。

自分ひとりの力の小ささを改めて実感する一方、
小さな力がない限り復興も容易ではないこともわかりました。

少しでも多くの人が協力してくれることを願わずにいられませんでした。

今後のボランティアでは、合羽、長靴、ゴム手のほか、ゴーグル、マスクも必需品だと思います。

とりあえず今日は行程をざっくりと。
実際に感じたこと、考えたことはまた別にします。

2011年4月17日日曜日

写真

色々書かなくてはいけないこともあるとは思うけど、まだ考えがまとまりません。
写真を撮ること自体躊躇したけど、誰かに伝えるために撮らせてもらいました。
もちろん状況・立場をわきまえて撮ったつもりです。
とりあえず写真で状況報告させてもらいます。



きっと更地にも家並みがあったんだろう・・・



様々な残骸がうず高く街のいたるところに積み上げられていました。



車が家に突っ込んでいます。



思わず撮ってしまった写真。残骸と自転車を曳いている人。



駐車場3台分。20人で2時間かけた成果がこれです。。。



たった3台分の駐車場にこれだけの汚泥があるのです。

てすと

はじめまして。はかせです。

とあることを書きたくてブログを開設してみました。

今後どう活用するかもわかりませんが、とりあえず今回は初投稿。